サンソスウ

アヤスミスのブログ

今日の落書き 6/6

短時間のうちに書き込んだので結果雑になってしまって反省。描きたいものをぎっしり詰め込んだので楽しかったけれども。

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余白の多いものばかり描いてしまうので、たまには端まで書き尽くしたいと欲張った。
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「紙の端まで手を抜かずに描いてある人は絵が上手。」

こんな事を誰が言ったのかと言えば、私の母である(笑)
これは学校の参観日に貼り出されていた児童の作品を見てのコメントだった。
技量的優劣の話ではなく、いち作品として完成度が高い。という意味なのだそうだ。

目から鱗だった。別に紙の端なんて気にしていなかったから。
母も私の絵の端っこは興味なかったののだろう、端の方の塗りが甘いとか、何か指摘された事は一度もなかっただけに、自分の母親はそういう感性の持ち主だったというのを初めて知った驚きもあった。

彼女も絵は多少描けるはずだが、きちんと描いているのはほとんど見た事がなく、せいぜい電話中の落書き。
アート好きではあるようで、毎週「日曜美術館」を視聴しているし、昔は実際の鑑賞にもよく出かけていた。私が美術館にお伴した事は数知れずである。

強烈に覚えているのは速水御船の「炎舞」。

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(画像はWikimedia Commonsより)


小学校低学年の頃だったと思うが、ただただ圧倒されていた記憶がある。

美術鑑賞は子どもの教育に良さそうと思われそうだが、残念ながら幼少期に見た作品で記憶に残っているものはわずか、はっきり覚えているのはこの「炎舞」のみなのである。
格好付けた言い方をすれば、この炎が他の絵画の記憶も燃やし尽くしてしまっている気もしてくる。
よって、私の場合は美術鑑賞で教育上何か良い影響があったかといえば非常に微妙。

しかし、あの衝撃は幸せな体験なのかもしれないと思う。