「当たり前」を一回休む。
先日、スカパー!で「SUPER8」(スーパーエイト)という映画を放送していていました。
家族は夢中になって見ていたが、私はやる事あって中座してしまったので、内容については置いといて。
この映画をきっかけに、とにかく気になったのは、
キッズが活躍奮闘する系映画には必ず!と言っていい程、ぽっちゃりした男の子が混じっている。
という事である。このワンパターンには興味をそそられずにいられない。
ぽっちゃり君達はどうして横縞のTシャツが良く似合うんだろう。
ぽっちゃり君に限って言えば、個人的には「ボーダー」ではなく「横縞」と呼ぶのが具合がいい。しっくりくる。
こうなると、映画におけるぽっちゃり君の横縞T着用率が気になる...。
が、「グーニーズ」のローレンスはアロハ着用でした。
そして、メガネ、出っ歯(あるいは歯列矯正器具装着)も仲間に入れば心強い。
完璧なドラえもん的安心感が生じて楽しく映画が観られるよ!てなもんです。
ワンパターンで飽き飽きだ!となりそうなのに「当たり前」の生み出す安定感は凄い。
話はうんと変わって、
私は主婦であり、週3回パート勤務をしている。拘束時間は長いのだが、たった週3回の仕事だから「休まない」という事に割と気を使う。「休まない」為の週3勤務でもある。自分の事だけではなく、たった週3回の仕事で家族に負担をかけて家族が体調を崩したりしてもいけない訳で、無理をしたりしなかったりのバランスを取りつつ暮らす。それが近頃の私の「当たり前」の日常。
そんな中、私は昨晩強烈な頭痛に襲われた。就寝前に飲んだ鎮痛剤が効かなかったのか起床後もやっぱり頭が痛い。再び薬を飲んで朝の家事を進めるが、痛みは強くなっていく一方。家を出るギリギリの時間まで悩んで、結局は欠勤の連絡を入れた。今の職場に勤めて一年以上、当日欠勤は始めての事だった。
電話を入れる前は、
休んだ場合に溜まる仕事やかける迷惑に仕事の得られない本日分の給料はもちろん惜しいし今後の支払いにもし上司に振替出勤頼まれたら可能かな?あー予定どうだったっけ?
という色々な事が頭をめぐった。
「当たり前」を崩した事で生じるリスクを取りたくないし、そもそも私は頭痛もちで頭が痛いのも割と「当たり前」的な事象なので、いつもなら若干の無理があっても出勤する。
でも一回その「当たり前」を休んでみようと思った。
そうして、オフィスカジュアル的な服装のまま寝床に倒れ、意識が戻ったら日が傾いていたという非日常すぎるラスト。
心は少々痛むが、頭は痛くない。あの苦しみが嘘のように体の調子は良い。
「当たり前」を続ける為に一回「当たり前」から離れてみるのも有効な方法であったのである。
でも、キッズ映画にはぽっちゃり君の「当たり前」は常に存在してて欲しい。
ハンサムだけど決断力とか何かちょっぴり何かが足りない君(主人公)と、賢くて美人ちゃん(ヒロイン)だけって、リアルすぎて夢がない。おそろしいですね。
泥棒はコンビかトリオで間抜け野郎が必ずいる。も引き続きお願い致します。