サンソスウ

アヤスミスのブログ

今日の落書き4/26

ここ数日タンポポブームな私であるが、温泉卵が作れないさんから「綿帽子がかなりおもしろい」とオススメ頂き、さっそく買い物のついでに探してみた。
何しろ、お子様達のアイドルゆえ見つかり次第摘み取られてしまうし、そうでなくても風が吹けば種子は旅立ってしまうのだから、思いのほか入手困難。しかし、公園の植え込みの裏でひっそりしているところを発見し無事持ち帰った。

開花した花もあったが、立ち寄った公園のタンポポは皆アブラムシにたかられていたおり、その事にひるんでただ眺める事しか出来ず...。

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色画用紙(黒)にボールペンと色鉛筆。
綿毛の繊細さが表現しきれない自分の腕が残念だけど、描いていて非常に楽しかった。

同じく表現出来なかったが、綿毛は等間隔で並んでおり、まるで人工物のように規則正しい模様を作り出していて、ずっと眺めていると不思議な気持ちになる。

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種子のみ描いてみた。地味すぎて収まり悪かったので特別に枠付きに。

放射状の綿毛のおかげで安定飛行が可能らしい。仕組みがよく出来すぎていて、もはやコワい。
ほわっとした癒し系、もろく儚い繊細系。
そんなイメージを持っていたけれども、実はかなりの知恵者ではないか。風で種子が運ばれるという自然現象を利用しているという体だけど、このキャッチなー姿と種子拡散時のエンタメ性、これはもう人間の子供(時に大人も)との共存関係も選択しているとしか思えない。

なぜそんな事を考えるかと言うと、私が摘み取って慎重に持ち帰り、観察し絵を描いている間、絶えず子供が「ふーっ」出来るタイミングを狙っていたからなのだった。

タンポポの子供達と人間の子供達、ずっと仲良しでいて欲しいものである。