横浜中華街「照宝」の餃子ヘラは素晴らしい仕事をする。

なんか黄みがかった映りになってしまったけど、実際はツヤありのシルバー色です。ステンレス製。
中央に[照宝]の刻印あり。

2年くらい前、ブラブラしに横浜の中華街を訪れた時に買った餃子ヘラ。
餃子は大好物だけど、生と冷凍の区別無く、出来合の餃子のクオリティが高まる昨今、自作するハードルも高まってしまった。

餃子好きとしては、自分の餃子需要が高まったらすぐ食べたい。「あら、今日ニラ高いわねー。」という所からチマチマ始めてる場合ではない。冗談じゃない。

要するに、このヘラずっと未使用、先日数年ぶりに自作餃子を作ったという事です。
出来合もそりゃ美味しいけれど、安定感ありすぎの味にもいい加飽きた。

さて、横浜中華街の「照宝」さんと言えば、店頭に並ぶ中華せいろだろうか。
間口が狭いので入りにくいが、一歩店内に踏み込めば、その他にも気になる調理器具や食器が狭い店内にぎっしりで特別料理好きでなくても夢が広がる。「これさえあれば食卓がー！」的な妄想である。妄想。せいろを買い足したい、包丁欲しい、中華鍋は何cmがいいかなコンロの寸法測ってくりゃ良かったよ等々...。
しかし、私の財布は、膨れ上がる私の妄想および物欲を満たすには大いに力不足であった。調理器具というのは存外に高価であるのだ。夢破れ店外に出ようと振り返った目線の先にあったのが餃子ヘラ。これは買いだ！(これしか買えない！)幾らだったか忘れてしまったが、100〜200円(税抜)とかそんなものだったと思う。「これがあれば餃子がー！」(妄想)。2本買った。中央に[照宝]という刻印がある。シンプルでかっこいい。かさばらないからお土産にもいいかも知れない。

餃子ヘラ捗りすぎる！

ヘラは1mm厚、長さは20.6mm(当方調べ)のステンレス製。「カップアイス購入時に貰える木製のアイスクリームスプーンのような形状」と言えばわかりやすいだろうか。ただ「薄くて平ら」なのだが、この「薄くて平ら」が非常に使いやすい。以前はスプーンで具をすくっていたが、なんだろうか、このヘラだと「すくう→のせる」が段違いに早い。捗る。

そもそも昼寝しちゃって夕飯までに時間がなかった。こういうややこしい作業の時に限って、すぐ嗅ぎ付けて参戦したがるのが子どもの不思議だが、作業に全く気がつかれる事なく20個包み終えてしまった。これは自作シュウマイにも便利であろう。

さて、肝心の餃子の味については、時間の無さからの捏ね不足となっていた模様で、ひき肉が一部ポロポロとしてしまい家族からは少々評価低かった。面目ない。が、モチモチの皮と家庭にありがちなあっさりとした味には私は満足したのである。さあ、餃子スキルを取り戻せー。

ちなみに、照宝さんのせいろは昔から愛用しています。蒸したときの竹の香りがたまらない。小さめサイズならそのまま食卓に出すと雰囲気良し。なるべくグレード高い物を購入が間違いないです。長持ちします。

まちかどの逸品中華料理器具店「照宝」のせいろ | 創造都市横浜

最終的には皮から作りたい...(妄想)